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2007年6月

221

笑い合ういつか別れる人たちと

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220

ぽっぽっぽくくくでわかる鳩夫妻

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219

小鳥止まる無害な枝となる私

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218

端っこが少し破れている記憶

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217

あの日の私に戻れるならば髪を切る

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216

することがなくて仕事に手をつける

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215

それからとうどんの湯気に急かされる

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214

坂道を上ると海が見えドキン

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213

梅雨寒にふと北国の墓のこと

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212

来年も逢おうね紫陽花に鋏

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211

すれ違うための笑顔がうまくなる

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210

咲ききって花が答えを待っている

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209

寂しさをたどれば母のその母の

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208

屋根光らせ明治生まれの父でした

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207

寄せて可と引いて可という故郷の海

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206

Kの名が思い出せない日記帳

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205

海の色今日は怒っている ごめん

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204

台所で育つネギの芽殺意の芽

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203

待ちわびてゼリーの肩も丸くなる

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202

私を抱えて歩く坂の町

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201

悔しかった日忘れず捻花も伸びる

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200

捨てられたらしい夢にも出てこない

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199

汗の子をくるんと拭いた手の記憶

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198

夫は男なれば時々エトランゼ

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197

約束の重さ紫陽花うなだれる

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196

不眠症みんな嫌いになってゆく

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195

呆然と父を送った空の青

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194

現実は現実しばし酌み交わす

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193

スキップとドロップが明日の楽しみ

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192

点呼して私ひとりを確かめる

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