独吟「朝の富士」の巻 36 了

曇りガラスの窓開け放つ     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 35

きしみつつ私のどこかほどけゆく     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 34

かたくなな人夢にも来ない     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 33

霧笛聞く眠りに落ちるそのせつな     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 32

ブルートレインひた走らせる     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 31

さよならをあたり一面ふりまいて     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 30

肩のあたりが少しやつれて     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 29

すれ違う気付かぬふりをした私     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 28

このままでいい愛かもしれぬ     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 27

止まったまま壁の時計と私たち     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 26

窓際の席二人向き合う     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 25

クラシック時折響く重低音     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 24

逃れきれないなにものからも     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 23

川沿いの桜並木がよく似てる     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 22

おかっぱ頭ふりつつ走る     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 21

夕暮れのチャイムが違う頼りなさ     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 20

カモメ水面で何思うやら     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 19

父の歌歌い継がれる港町     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 18

時に重たく時に誇らし     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 17

生まれたの大きな羽を背負わされ     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 16

こけつまろびつ降りる階段     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 15

百八つ撞いて自分を鎮め終え     ゆい


再開しました。5月3日まで毎日更新します。

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独吟「朝の富士」の巻 14

思いの丈を千六本に     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 13

昨日にすらもう帰れない私たち     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 12

ジュリーの声の伸びやかなこと     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 11

美容院の鏡ワタシを映し出す     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 10

ここまでの道ここまでの距離     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 9

風景の隅に魂休ませる     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 8

白鳥渡る呼ばわりあって     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 7

船もまた闇に紛れて泣いている     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 6

海からの風過去からの風     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 5

桑港の坂転がっていったもの     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 4

発車メロディー戻れない日よ     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 3

立ち食い蕎麦の湯気に未練のドア閉まる     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 2

古人(いにしえびと)と目礼交わす     ゆい

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独吟「朝の富士」の巻 1

パティシエの腕冴えきって朝の富士     ゆい


11月、12月は、「空間流独吟」36句を掲載します。初の試み。どう転がっていくのか本人もドキドキです。

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